もちろん皆さん、買いましたよね?
本物のマッドサイエンティスト、西瓜栽培を趣味とする変な人ラッカーの人工生命本です。
カオス、フラクタル、人工生命系の話題に興味のある方には、この本はもう光速を越え、時間を遡ってGETすべきだと言いましょう。
他の方にも、買って損の無い内容だとは言えます。遺伝的アルゴリズムの原理、実装法、チューリング以来の人工生命研究の原理、その他話題は完全に網羅されていて、その上フロッピーでソフトウェアが配布されます。このソフトがなかなか深く、どうりでラッカーの新作がなかなか出ない訳です。
(「ハッカーとアリンコ」、翻訳いつでるんだろ?)
で最初の話に戻りますが、ラッカーは律義にもチューリングマシンの原理から、ノイマンアーキテクチャの詳細まできっちりと説明しており、コンピュータの作動原理について、判り易くて突っ込んだ説明が欲しい人には、絶好の一冊に仕上がっています。書いているのが、プログラマー兼作家(兼数学者)なので、判り易く面白いのは、言うまでもありません。
パソコン史本では、もっとも有名なものですね。去年の秋、社内の研修会(MS-DOS勉強会……何だかなぁ)で講師を依頼され、DOS史の知るために買いました。内容は非常に面白く、興味ある内容となっていますが、ただ、内容がハッカー寄り、東海岸コミュニティ寄りに偏っている気がします。
内容は、あまり鵜呑みにしない方が良いです。
研修会の方は、もうDOS史なんてスパッと止めて、「DOSとは割り込みサービスの一群の事に他ならない」などと、アレな方向に暴走してしまいました……
Delphiのために、Pascalを理解しようとして買いました(古本)が、古すぎました。ObjectPascalってのは、もう別物なのです。皆さん、コンピュータ関連の本は、必ず新刊を買いましょう。(泣)
これはソフトの範疇に入るヤツですね。CD-ROM全盛のこの御時勢にフロッピー一枚という軽量ぶり。んまぁラッカーの本もFD1枚だったのですが、本の方の内容が異様に濃かったからなぁ。機能は薄いのですが、基本の機能が軽く動作するので、単純な物体を軽く造形するのに向きます。こいつでいきなりソユーズ宇宙船を造形しようなどと考えない事(笑)
こいつのウリはDXF形式のファイルを出力できる点ですね。あとはフリーのソフトでVRMLファイルにコンバートしてやる訳ですが……・未だにこの作業をしたことが有りません。VRMLファイル、手作業で編集するのに慣れてしまいました。
この本は料理本を超越しています。これはまさに哲学だ。
貧食レシピの強化にと、この本を買ったのですが、レシピそのものはほとんど役に経ちませんでした。なんたって、調理器具は缶切りだけ、ボウルにぶちまけ、残り物とかきまぜ、いやな色になった所で、そのまま室温で出す、というのが基本なんだそうで…………
しかし、この本は私の料理観を完全に変えました。世のグルメどもに読ませたい内容です。”まずはエンジョイしろ””落としたものも食べろ””レシピどうりの物が出来なければ、名前を変えろ””かちこちになったパンはペンホルダーになる”etc…………
レシピ通りの食材がなかなか手に入りにくい(アメリカではメジャーな缶詰なのでしょうが……)のが難ですが、そこはそれ、この本の精神を尊重して、何かあるもの、変な物で……