はーとうぉーみんぐな家電製品寓話の、待望の文庫落ちです。
ご主人様に会いに旅する掃除機、卓上ライト、電気毛布、目覚し兼AMラジオ、そしてトースターの五台の電化製品。語り口は006P角型9V電池の、あのぴりっとした電圧の感覚です。一人暮らし始めた時には自分もサンビームのトースター欲しがったっけ。
そういえば、自分についてきた電化製品で最年長というと……十年前には珍しかったビデオ端子付きの14型テレビです。
……だけど、ディッシュの代表作「人類皆殺し」「キャンプ・コンセントレーシ ョン」とのギャップが有りすぎ……
相棒(?)のスラデックは何してるんだろ。
ちなみに水玉蛍之丞師匠のソウルネーム(?)はここから採られています。
人類の宇宙開発揺籃期から遥かな未来までを描く壮大な戦史”航空宇宙軍史”の最新作、遂に文庫落ち!!……ということは、この数年間、全然航空宇宙軍史シリーズの作品は書かれていない訳でして……(泣)
シリーズ特有の、硬派なハード感覚に加えて、超光速航行技術という新たな枠組みが、作品にウニな感覚を与えています。超光速ていうヤツはもちろん因果律を破っている訳でして、どこぞの銀*伝とちがってマヂメなこの作品では、その辺で読者に苦痛を強いる(情報伝播速度の差による情報破壊、存在情報の先送り等の概念の理解が必要)やも知れませんが、読む甲斐はあります。
もちろんナ*シコとも違いますので、便利なバリヤや真空場の負のポテンシャルを汲み出すような、今やSF界では禁じ手とされたガジェットは一切出てきません。
しかし、ガンガ級主力戦闘艦6隻(もしくは8隻)による艦隊が壊滅してゆく様や、ラランド2があっけなく撃沈される様は異様にハードで、燃えます。異星パラディア世界の描写も素晴らしいです。確かに御都合主義的な作業体Kの遍歴や、超光速テクの合理性には疑問が残りますし、実はハードカバーで所有していたりもしたのですが、横山宏画伯の新作カバーイラストで購入決定。
さて、あと待つは第二次外惑星動乱の勃発のみ。
それにしても、航空宇宙軍艦艇の外形って結構ナゾなんですよねぇ。いざイラストに起こそうとしてみると、ウンウンうなる羽目になります。
この冬には愛機486SRを見捨てる予定です。LAN接続のエディタ専用マシンとして余生を送らせてやろうと思います。そういう訳で、現在、PentiamPro-200MHzマザーボードなどを物色中です。今月はマザーボードがデーンと特集してあって、便利。現在デュアルCPUにするかシングルにするか、思案中。
しかし、最近アスキー系雑誌をあんまり信用できない。うーん。
特集は"Windows時代のハードウェア制御"。その文字見て即購入。だが、読んでみて失望。どの記事も、ちょうど半年前にやったレベル。しかし何故VB?
テクトロのハンディオシロTHS-720の画面採取プログラム、以前Delphi1.0で書いたやつが有りますが、誰か要る人いませんか…………
仕事場で同僚の方が1:1衛星モックアップ(段ボール製)なんて造ったもんだから、体の奥底に流れるモデラーの血(……)が騒ぎ、で、昔造りかけていた1/35ヴォストーク宇宙船を造っています。そのために昔買った古雑誌とにらめっこ。
ネットでは、例えば、 Russian Aerospace Guide's Soviet/Russian Space Programsとか、 Mir Space Station とか、新し目の宇宙機の情報は新鮮なのですが、最近は逆にこういう古い宇宙船の資料が見つかりにくいんです。しかしこの作例者、マニアック……(賞賛)
そんな時、見つけてしまった驚異のサイト2つ。
RealSpace Models - Resin Spacecraft Kitsと、 Rho-Models
現在、英文メールの文面をどうしようか思案中です。
実は私、士郎正宗嫌いです。
表紙みてゲッとしましたが、とりあえずチェック。
中をパラパラとめくる。おお!平野耕太が!!これが唯一の救い。しかし、魅力である”尋常でない、キレてる、ビョーキかもしれない”感じが希薄な作品であるのが気になります。
伊藤明弘の「ジオブリーダーズ」、今月はとうとう待望の梅崎さん編!!
いやぁ、読ませます。コミックの純粋な面白さというものを満喫できます。それにしても滝織会って用心棒には恵まれてますねぇ(笑)
”宇宙開発系漫画家”として一部筋ではファンも多い御米椎の新連載が、期待に反して”特撮メイキング”だったことに失望を感じている向きも多いのでは無いでしょうか。今回はその連載二回目。早くかえってこーい!!
待望の平野耕太の読み切りは、うーん駄目。「快楽天」にはあれだけキれたナイスなのを描いたくせに。なんだいカッコつけてんじゃねぇぞ。
こういう本、大好きなんです。人工生命本です。C++のリストが読める人にしかお勧めしません。が、面白いですよぉ。
「ハッカーと蟻」のルーディ・ラッカーの名前も出てきます。実はデュードニーの「コンピュータレクリエーション」にも名前、出ているんですね。(最近気がついた)
今ごろラッカー、きっとJavaに夢中ですね。モバイルエージェント蟻なんかを嬉々として書いているじゃないかなぁ。小説書かずに。
小説といえば、昔自分も人工生命な短編小説、書いたことがありました。読むのも恥ずかしい6年前の代物ですが、NC(ネットワークコンピュータ)もファイアウォールも予言していました。だがちょっと早く当たってしまって悔しいです。何せギガバイト毎秒のネット時代の話でしたから。メインアイディアは、ネットを流通するソフトウェアのビットエラーにより中立進化が起こるというもの。書き直したいのですが、最近面白いネタがないので書きづらいです。
思うのですが、現在人工生命研究が低迷しているのは、ただ単に「コンピュータレクリエーション」の連載が終わったからじゃないかなぁ。時期的に一致するし。