1600円は決して高くない。隅からすみまで読むと、クラクラきたりトリップしたり感動したり呆れたり出来るはずだ。読むだけで楽しい。
呆れたものだけでも挙げてみよう。アイアンリーガーやおい/清水義範本/キン肉マン総受け/稲中本/鬼平本/C-C-B本/マキャベリ通信対戦/カオスエンジェルズ本/BeBox用同人ソフト/LINX本/JAGUAR本/谷甲州サークルが3つも/シーチキン本/都バス車両ガイド/長岡鉄男本/フランス海軍本/河川砲艦本/サイ本/ツチブタ本/カエル本/本多勝一ファンクラブ/ムーミン谷の冬戦争/院政期中心仏像本……
実際、異常な密度の本である。観ていて腕が疲れる。だが、当日の会場はこの比ではない、尋常ならざる密度となるはずだ。
さて、私は2日目は絶対(とりあえずSF系、甲州本は押さえなくては)で、1日目は現在、行くべきか思案中、といった所です。「おいら宇宙の探鉱夫」本や「ジオブリーダーズ」本なんて出してる奇特なサークルさんの顔が拝みたいというのがその理由。そういう意味では、1日目東地区ア66なんて辺りはチェックしてみたい……
SFだとの薦めで、古本屋にて購入。
設定はかなりの量がされているようで、特に超光速航行技術については、テクニカルタームを多用しています。はっきり言って、読者を置きざりにしている設定です。
3巻まで読んで、ワープ技術の大体のイメージは掴めましたが、肝心のメインアイディアとなる部分が見当たりません。エンジンの解説抜きで、クラッチの詳細を解説しているようなものです。
設定という一点のみを言えば、某小説中の「ステルス航法」(観測問題を逆手にとり、船が相対性原理を破っていることを誰にも見られないようにして光速を超える。船は全く電磁波を出さず、乗組員も航行中は袋を頭から被って、光速を超えているのを観測しないようにして過ごす)の方がまだまともです(無茶苦茶……)。
大体今時トレックをベースにしようというのが間違いというもの。
それにしても、ふと気が付くと、人物の背後に花が咲き乱れているのは流石というしかない。
旧チェコスロバキア作家の、1929年の作品です。
およそ全1000階(最上階は未だ建設中)の巨大な建造物、ミューラー館。権力、金融、資源全てにおいて外の世界を凌駕する館の中、人々は絶対権力者ミューラーの目の下で奇妙な舞いを踊り振る舞う……
ナチスを予言したかのような描写が目を引きます。
夢のような、悪夢のような幻想的な描写が圧倒的です。
ストーリィテリングにもっと味があれば、最高だったのですが、それでもこの幻想性は一読の価値があります。
携帯通信機器の普及と発展に伴って、通信衛星にも高出力、高利得化が求められるようになってきました。高出力化はとりあえず太陽電池面積を大きくすれば良いのですが、高利得化には、アンテナを大きくする必要があります。
しかし、打ち上げるロケットの収納部のサイズの制限のため、折りたたみ、展開式にしないと直径2m以上のアンテナは不可能。ということで、「でっかいアンテナを宇宙で広げよう」という話です。
3つ折り、花弁展開、扇子展開、巻き込みリブ、六角トラス、ふくらまし式膜アンテナ……やー、いろいろあるもんです。ETS-8には10m展開式アンテナを搭載する、という噂は本当なのだろうか。
技術者かくあるべし。「私はエロのためだけに仕事をすると誓ったのです」……素晴らしい。エロっちいものしか作らない、ああ、素晴らしい思想だ。
特集は「動作波形で見るPCのハードウェア」うっひゃあ、データバスのあの波形何だよぉ……
話は代わりますが、とうとうニューマシン、買いました。当初はショップブランドで妖しい最高速マシンでも……と思っていましたが、上記記事を見て決心を翻し、安全確実、Intel製マザーを積んだPentiumPro200MHz牛マシンにしちゃいました。
さて、納品はひと月後。こういう場合、得てしてこのひと月の間に、イカスニューマシンが現れて、歯がみすることになるんですよねぇ。