朝日 グリーンフラッシュを目撃!
目覚し時計が鳴り、寝不足で朝を迎えた。設定時刻は日の出30分前だ。急いで丘を上る。
海の上には雲がかかっているが、水平線上には雲がないようにみえた。「ひょっとしたら見えるかもしれない」誰かがつぶやいた。
ほんの0.3秒くらいだったと思う。研ぎ澄ました包丁のような水平線が一箇所だけが緑色に刃こぼれしたかと思うと、たちまち真っ赤な朝日へと変わった。
シャッターチャンスを探してファインダを覗いていたオオちゃんと一番中星空を眺めまだ浜で寝ているシーラカンス君は見逃してしまった。
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