a. 第2の吊り橋
橋の上に2人はいます。
b. 川原を歩く
空の青と大地の黄金色の美しいコントラスト
c. Terminal LakeからMt.Cookを眺める
1時間半くらいで到着。対岸は砂色だが実は氷河が砂をかぶっている。
d. Terminal Lakeに浮く氷河のカケラを持ち上げるコモリー君
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キャンプ場のある場所からMt.Cookに向かって右側にトレッキングルートの入り口がある。このコースはHookerVallerという谷あいを歩くほぼ平坦なルートなので割とお気軽ルートだ。
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THC Hermitage前からHokkerVakkeyを眺める
ハーミテージはMt.Cook Villegeで最上級の宿、もちろんそんなところには泊まれなかったけど、流石のながめです。部屋からもこの眺めを見られるらしいです。
(2/28)
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最高のトレッキング日和で足取りも軽くスタートした。
第1の吊り橋はキャンプ場からすぐで、ここからはずっと川沿いを行くルートになる。左手に万年雪を戴いた峰々を眺めつつ、写真を撮りつつ進む。スリリングな切り立った川沿いの断崖の上を30分もいくと第2の吊り橋(写真
a)だ。そこを越えると川原を歩く(写真 b)。どこもかしこも撮影スポットだらけだ。
Terminal Lakeの手前は、崖が崩れて細かくなった岩が堆積したガレ場の斜面を通って、到着。
Terminal Lakeは湖というにはちょっと小さいサイズで水は白濁している。周りは切り立ったゴツゴツした岩場で氷河がのっかっている。
Mt.Cook側の湖岸は、最初は単に土が堆積しているように見えたが、よく見てみると崩れた断面から氷河が顔を覗かせていた。
その断面から流れてきた破片を頭上に掲げて写真撮影(写真 d)。これまで単焦点の28mmのレンズばかりを使ってたので、出番のなかった105mmのZOOMレンズがここで初めて役に立った。
帰り道も足取り軽く帰った。
ここで「キャンプについて」の番外編
ここのキャンプ場はモーターキャンプではないので設備はしれている。テーブルとイスのある粗末な屋根付きの小屋、地下水を汲み上げタンクに貯めてある水、ちょっと汚いトイレがある。
ここで久々にMSRガソリンストーブとEPIのアルパインストーブが活躍。Mt.Cookでキャンプしないならストーブは不要だということは「キャンプについて」のページで述べたとおり。
洗い物をする流し場もないので、自転車旅のキャンパーは注意すべし!。カレーなどを作ったら、パンで最後に拭き取って食べるなどの工夫が必要だろう。
そしてその夜、悪夢が起こった!夜中2時を過ぎた頃だっただろうか。Mt.Cookおろしのものすごい風雨が吹き荒れテントが押しつぶされて、風上側に寝ているホサカは寝ていられる状態ではなかった。壁を支えつつ風が緩んではウタウタを繰り返し薄明かりが指してきた頃たまりかねてテントの外へ出た。
その夜一人テントだったイワイは、完全につぶれているテントでうごめいていた。彼はゴアテックスの寝袋カバーの中に寝袋を入れていたので明るくなるまで何とか耐えていたようだ。彼の寝ていたジャックウルフスキンのテントポールはヨリ曲がってポッキリいっていた。
こっちの2人用のシェラテントもポールが湾曲してしまって修正不能状態だった。厳密にテントの向きを風上に合わせていれば多少被害を押さえられたかもしれない。
いまだ強風雨の中、撤収を開始し、とりあえず郵便局のあるところまで退避した。パッキングしなおしてさあ出かけようかという頃には天気は急速に回復して、穏かなて追い風とともにMt.Cookを後にした。
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