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「第14回ふるさとまちなみデザインセミナー」(2003年)
2003年1月に認証を受けたばかりの「つなぐNPO」の初仕事は、山梨県主催の「ふるさとまちなみデザインセミナー」への企画協力でした。山梨県の土木課の皆さんや都市計画協会の皆さんと協働で、まちづくりのためのセミナーをコーディネートし、講師役もほとんど自前で賄ってしまいました。
「まちづくり」というと、「建物をつくる」「道路をつくる」といったハードから考えがちですが、まずは、まちづくりの主体となる人たちが気持ちを一つにするための、あるいは意見交換をするための「メディアづくり」からはじめたらどうだろうという提案が、今回のセミナーのテーマです。
メディアの効果的な利用によってまちづくりに成功した全国各地の事例報告や、コピーライトやデザインなどの実際のメディアづくりの現場の紹介、写真イメージがいかに人の心に深く訴えかける力をもっているかということの確認作業など、これまでのまちづくりセミナーとはひと味ちがった視点を提供できるように努めたつもりです。ハードも大切だけど、まずはソフト面からまちづくりに取り組もうよ、という「つなぐNPO」らしい視点を、出席者の皆さんにうまく伝えることができたならば幸いです。
■■セミナーデータ■■
第14回ふるさとまちなみデザインセミナー
まちづくりジャーナリズムセミナーまちづくりの第一歩を踏み出すために
■開催日:2003年2月7日(金)午後1:30〜4:30
■会場:ベルクラシック甲府3F
ユージェニー
■主催:山梨県
■共催:山梨県都市計画協会、山梨県土地区画整理促進研究会
■企画協力:つなぐNPO
■主催者あいさつ 「住民参加型のまちづくりを」
■第1部
「まちづくりに役立つ、ものがたり起こし まちづくり手づくりメディアのおもしろさ」
山本育夫(つなぐNPO理事長)
■第2部
「デザインでこんなに変わる、まちづくりのイメージ」
大平宏典(つなぐNPO副理事長)&甘利弘樹(つなぐNPO副理事長)
■第3部
「懐かしい昭和の生活写真、拝見 生活記録写真の大切さ+資料整理の方法」
内田宏(写真家)&雨宮千春(つなぐNPOスタッフ)&山本育夫