再興はあるまいと思われた01/11、粥川が仕事で知り合ったM氏とひょんなことから共に
YMOフリークであると判明、当然に上田谷氏に声を掛け、更に氏がこれも仕事柄旧知の
Y氏を引っ張ってきて4名にて02/5スタジオに入った。最大の懸案はドラマー探索だった
が、M氏が主催者の人徳によりYMO関連にて最も賑わっていた今は亡き「YMO ON LINE」
HPにて呼び掛けるとHa氏が呼応、昨年10月には粥川夫人の高校の同級生、Hi氏も参加
し総勢6名の大所帯が誕生したのである。
嘗てはドラムとkb二人編成なので手が足りず、打込みの上に主だった音を加える、本家
YMOも初期から楽曲の過半で採用していた方式だった。これに対し今般はギターを加え、
かつkb4人、シンベに1本割いても腕7本の豪華版である。技量に秀でる、音色コピー
を極める、或いはエンターテインメントに徹するYMOコピーバンドは数多あれど、人力
でシークエンス含め可能な限り再現するというのは、人海戦術が可能となった今編成こそ
相応しかろう。こうして「手弾き」のメイン・コンセプトが誕生した。
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