夏目漱石「心 先生の遺書」

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公開にあたって
目 次
乃木希典「遺言条々」
解 説

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公開にあたって(2000.4.16更新)

  1. このテキストデータは,『漱石自筆原稿「心」』(岩波書店,1993.12.9.480部限定出版.)をもとに木村がテキスト化したものです.
     この作業にあたっては,岩波書店編集部から使用の「諒承」と,名称を「心 先生の遺書」とすることで合意しています.
     ご存知のように夏目金之助(漱石)の著作物の「著作権」はすでに消失していますが,出版社側には著作物を編集して出版している以上,「編集著作権」が存在しています.たとえば岩波書店の場合,漱石の原稿・初版本などを用いて,全集本・文庫本の本文・注釈などの編集物を新たに作っているわけです.
     私は,出版社側の書籍販売活動と収益に影響を与えるような,テキストデータの公開は問題であると考えます.OCRソフトを使って「編集物」の文字データを読みとり,それをテキストデータに変換する人が多いようですが,その「編集物」には出版社側の「編集著作権」が存在しているのであり,そこから作られたテキストは許可なしに公表できるものではないと考えます(インターネット上には,利用した書籍の名前すら明記せず,テキストファイルを公開している人も居て,残念なことです.実際良心的な人は,部分公開にとどめているようです).
     しかし,この『漱石自筆原稿「心」』は,装幀などには岩波書店の「編集」がなされていますが,肝心の原稿の内容が「複製」である以上,書店側の「編集」は及びようがありません.つまりこの「複製」原稿には,「編集著作権」が存在しようがないわけです.私が利用するのは,その「原稿」の文字だけですので,書店側の「編集著作権」には抵触しません.もちろん「著作権」にも抵触するものではありません.以上のような考えのもとに,このテキスト化の作業を行っています.
  2. このテキストデータは,漱石の原稿に基づくものであり,現在市販されている「こゝろ」と必ずしも一致するものではありません.全集では分からない漱石の脱字なども,このテキストデータで確認することが出来ます.
  3. 原稿のテキスト化は,木村の編集責任の下に行っています(「編集著作権」の存在).また当然ながら,このホームページにも著作権は存在しています(一応).
  4. 利用上の注意.
    1. 個人的な研究・教材としての利用に限らせていただきます.営利目的の利用は,ご遠慮下さい.
    2. このテキストはテスト公開版なので,誤りが多々あります.閲覧の際は,その点をご注意下さい.
  5. テキストの字が見にくい方は,ブラウザのフォントのポイント数を上げてください(勝手ゆうてスンマセン).NNの日本語表示の初期設定は10Pです.ちなみに,私は11Pに設定しています.
  6. 凡例
    1. 漢字の旧表記は,現在のコンピュータの表現力の限界から,再現が困難なものとそうでないものがあり,不統一を避けるために現行の表記に統一しています.ただし意図して用いていると考えられる表記はそのまま残しました.
    2. 原稿は縦書きなので,その際に用いられていた「踊り字」は,「\/」「\゛/」で表現しています.不格好ですが,ご了承ください.
    3. ルビは半角丸括弧( )にしめしました.全角丸括弧( )内は,漱石による記述です。
    4. 文中の"…""‥""ー"はそれぞれ一マスで使われています(現行は"……""‥‥""ーー"と二マス使用)。
    5. [ ]は,木村による補正部分です.
    6. 本文中には,現代の通念からみて不適切な言辞が認められますが,当時の文脈を尊重するという考えから,そのまま残してあります.不快の念を覚えられる方もいらっしゃるでしょうが,御了解願います.


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    乃木希典「遺言条々」画像(1)(23kb,gif)

    乃木希典「遺言条々」画像(2)(32kb,gif)

    「遺言条々」翻刻

    引用文献 「乃木大将景仰帖」帝国在郷軍人会本部,大正2年6月10日. 乃木神社蔵本より
    尚本書の著作権・写真撮影者の著作権は消失しています。